
3月に、1つの目標としてきた
BODY ELEMENT SYSTEM JAPAN 認定 COMPREHENSIVE PILATES/
コンプリヘンシブピラティスインストラクター
の認定を取得しました。
ピラティスインストラクターとして活動しようと、初めて資格取得のためにJOTに通い始めたのが2019年。
クラシックバレエの経験はあったものの、ピラティスが何なのか、指導も未経験の全く分からない状態からのスタートでした。
そこから現在は、マシンピラティススタジオを運営し、トレーナーとして現場に立つことができています。(現在は、主にBESJにて継続的に勉強中です)
正直、今でも夢のように感じることがあります。
ここまでの道のりは、いわゆる“茨の道”というわけではありませんでしたが、常に葛藤や迷いはありました。
実際に、ピラティスの指導を辞めてしまおうかと思ったことも一度や二度ではありません。
だからこそ、これから資格を取りたい方、あるいは資格取得後に迷っている方にとって何かしら参考になることがあるかもしれないと思い、今回書き残すことにしました。
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ここ数年のピラティスの大ブームにより、「どこで資格を取るべきか」で悩む方は非常に多いと思います。
大手団体で資格を取得すると、比較的スムーズに現場に立てるケースもあるようです。(ある団体で資格取得した方は電話1本で採用されたとか…)
それ自体は、その団体の信用性の高さとも言えます。
ただし、それがトレーナーとしてのスタートとして、“最適”かどうかは別の話です。
個人的には、どこの団体で資格を取るか以上に、資格取得後にどのように勉強に取り組み、自身のトレーニングも重ね、 好き嫌いや得て不得手で判断せずに何事もコツコツ継続し、 目の前のお客様を第一に考える事ができなければ、この仕事は成立しないと考えています。
とはいえ、資格選びの基準としては
「その資格がどの範囲で通用するか」は確認必須事項だと思います。
ピラティスは国家資格ではないため、どこで取得しても問題はありません。
しかし、スタジオ独自のライセンスの場合、そのスタジオ内でしか通用しないケースがほとんどです。
将来的に活動の幅を広げたいのであれば、国内外で一定の認知がある資格を選ぶことは重要な判断基準になります。
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次に、現実的な話をすると、ピラティスを仕事にするにはお金がかかります。
資格取得だけでなく、維持・更新、スキルアップのための継続的な学びが必要です。
よく驚かれますが、トレーナーこそ自身のトレーニングが必須となり、レッスン費用がかかってきます。
また、マシンやプロップスの導入・メンテナンス・消耗品の交換など、運営コストが常に発生します。
そのため、最近は”業務委託”という働き方を選ぶ方も増えています。
働き方自体に正解はありませんが、継続的に学び続けられる環境かどうかは、ひとつの基準として持っておくべきです。
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ここで一番強く伝えたいのは、ピラティストレーナーとして仕事をするのであれば、コンプリヘンシブでの資格取得を目指すということです。
「必要ない」「ビジネス的な仕組みだ」という意見もあり、
実際、私自身もそういった声に意味がないかもしれないと迷った時期がありました。
それでも、最終的にコンプリを取得して感じたのは、
“点だった知識が線になる確かな手応え”でした。
資格をひとつ取得するごとに、自身の身体がアップデートするとともにピラティスへの理解も指導も大きく変わっていきました。
マットの資格取得の時に疑問だったことが、マシンの資格取得の時に理解できるようになり、マシンで理解ができなかったエクササイズはコンプリヘンシブする頃には線となって繋がっていきました。
過去に指導で行き詰まった理由が、「理解が分断されていたから」だと明確に分かったのです。
結果として、指導の質・視点・思考すべてが大きく変わりました。
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特に、キャデラックは最終的に資格の取得を強くおすすめします。
キャデラックはピラティスの集大成ともいえるマシンであり、理解が深まるほど、その価値が分かります。
正直に言うと、私自身は最後まで取得を迷っていました。
「映えるマシンエクササイズ」というイメージが先行してしまい、優先度を下げていたのも事実です。
ですが、実際に受講してみて、最も学びが深く、最も面白かったのがキャデラックでした。
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また、近年は短期間でコンプリを目指して一気に取得するケースも増えているようですが、個人的にはあまりおすすめしません。
実践を重ねながら、ひとつずつ理解を深めていくほうが、確実に自分の力になります。
私自身、マットの資格取得後、リフォーマーの資格取得後、その他のマシンもそれぞれすぐに次へ進まず、理解が追いつくまで期間を空けました。
一度、準備不足の状態で資格コースを受講した際には、正直ほとんど消化できずとても困惑しました。
ピラティスの資格は「資格を取る」ことや「エクササイズ数を増やす」ことが目的ではなく、ピラティスの原則の理解を深めて体現していき、伝える力をアップデートするためのものです。
資格の取得はあくまでスタートラインなのです。
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ピラティスは国家資格ではないため、資格がなくても指導は可能です。
実際に、資格を持たずに現場に立っているトレーナーも存在します。
(スタジオが乱立している今、価格や立地も大事だとは思いますが、お客様には本当に良く調べてスタジオやトレーナーさんを選んでほしいと願っています)
先ほども触れたように、資格取得で学ぶのはエクササイズだけではありません。
触り方、誘導、安全管理、リスク回避。
すべて含めて「指導」です。
現場で学べることは多いですが、目の前のお客様に責任を持つのであれば、体系的に学ぶ経験は必要不可欠だと考えています。
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最近では、スタジオ独自のライセンスを通して、お客様がそのままトレーナーになるケースも増えています。
それ自体は自然な流れですが、もし本気で仕事にするのであれば、そのスタジオの外の世界も必ず見てみてください。
私自身も、ひとつの団体に固執せず、複数の指導者から学び続けています。
トレーナーとしての“正解”は人それぞれ。
少しでも参考になれば幸いです。
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最後に
私自身がここまで勉強と指導を続けてこられたのは、お客様がコツコツ積み重ねて頑張って下さること、尊敬する何人かのトレーナーの存在、継続的な学びの環境、そして、変わらず指導してくださる先生方のおかげです。
中でも、諦め癖のある私に対して、
「できるでしょ。できるよ。もっとできるから。」
と何度も何度も背中を押してくださった矢羽田マスタートレーナーには、感謝してもしきれません。
心から尊敬しています。
さあ、ここがやっと私のトレーナーとしてのスタートラインです。
これからもコツコツ積み重ねて精進して参ります。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

むすびピラティス代表
ピラティスパーソナルトレーナー
伊井 由加里


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